当サイトについて

当サイトには、私自身がドイツ語の詩や童話を日本語へと訳した作品、および日本語の詩(主に短歌)をドイツ語へと訳した作品を掲載しています。
私はドイツ語の文芸翻訳家ですが、当サイトは翻訳家になる以前に趣味で翻訳していたころの作品が中心となっています。いま振り返れば未熟な部分もありますが、当時の情熱の記録としてそのまま掲載しています。
詩は、一つの単語が複数の意味をもっていたり、韻を踏んでいたりすることが多く、またその言語が持つ文法的特徴などを最大限利用して編まれています。そのため詩の翻訳は不可能だとも言われます。
その上で私が目指すのは、原詩を読んだ人が抱く感覚と、訳詩を読んだ人が抱く感覚をできるだけ近づけることです。作者が言葉になる前に思い描いていたであろう情景を自分の中に再構築し、それを訳詩の中で表現することを試みています。
そのため、直訳するとイメージがずれたり、文が不自然になったりする場合は、単語や文の構造を変えることもあります。あわせて、原詩のリズムもできるだけ再現したいと考えています。
試行錯誤を重ねながらではありますが、原詩の魅力を少しでも多くの人に伝えられれば幸いです。
なお、ページ上部のメニューから言語の選択(日本語・ドイツ語)が可能です。ドイツ語のページでは少数ながら、日本の詩や短歌をドイツ語に翻訳した作品をご覧いただけます。
著作権について
本サイトに公開している詩のうち、作者の没後70年以上経っているなどの理由で著作権が失効している詩については、訳詩の著作権は翻訳者に帰属します。著作権が存在している詩については、訳詩を公開するにあたって著作権者に著作権料を支払っており、訳詩の著作権は元の詩の著作権者および翻訳者に帰属します。