俳句 高浜虚子

Eines Ahorn Blatt
sank im Lichte der Sonne
schwebend herunter.

葉っぱが一枚落ちる、という単純で時間にしてたった数秒の出来事が17文字を使って表現されています。それにより、この一瞬の情景をじっくりと、ゆっくりとした時の流れの中で味わえます。

桐はドイツ語圏の人々には馴染みがないため、馴染みがあって同じような情景を作り出しているAhorn(カエデ)を桐の代わりとして訳に用いました。
原詩